再分散性ポリマー粉末 (RPP) は、乾燥モルタル製品に使用される一般的な添加剤です。これは、ポリマーエマルションを噴霧乾燥することによって生成される自由流動性の粉末です。乾燥したモルタル混合物に添加すると、接着性、柔軟性、作業性、耐久性が向上します。
さまざまな乾燥モルタル製品における RPP の応用例をいくつか紹介します。
- タイル接着剤: RPP は、接着力を向上させ、吸水性を減らし、柔軟性を高めるためにタイル接着剤によく使用されます。接着剤が下地やタイルに強く接着するのに役立ちます。さらに、バスルームやキッチンなどの水回りに欠かせない優れた耐水性も備えています。
- 外断熱仕上げシステム (EIFS): EIFS は、建物のエネルギー効率を向上させるために使用される被覆システムの一種です。 RPP は、絶縁材料と基板の間の接着を改善するために EIFS で使用されます。モルタルの加工性も向上し、収縮も少なくなります。
- セルフレベリングコンパウンド: RPP は、モルタルの流動性とレベリング特性を改善するためにセルフレベリングコンパウンドに使用されます。また、基材への接着力も優れており、収縮も抑えられます。セルフレベリングコンパウンドは、最終的な床仕上げを施す前にコンクリート床を平らにするために一般的に使用されます。
- 補修モルタル: RPP は補修モルタルと下地の間の接着を改善するために補修モルタルに使用されます。モルタルの加工性も向上し、収縮も少なくなります。補修モルタルは、ひび割れや剥離により損傷したコンクリート表面を補修するために一般的に使用されます。
- グラウト: RPP はグラウトとタイルの間の接着を改善するためにグラウトに使用されます。耐水性にも優れているので、バスルームやキッチンなどの水回りに欠かせません。グラウトは、タイルを設置した後にタイル間の隙間を埋めるために一般的に使用されます。
全体として、乾燥モルタル製品に RPP を使用すると多くの利点があり、モルタルの性能と耐久性の向上に役立ちます。
投稿日時: 2023 年 4 月 15 日